吾輩は牛である。名前はモウモウなのだ。この度、12月の寒い東北の秋田へ、出張という名の旅に行ってきたのだ。その様子を、ここに記しておこうと思う。
ちなみにちなむと秋田県は生まれて初めての冒険だった(出張な)
そして秋田新幹線に乗るのが非常に楽しみにしていたのだ(小学生か)

秋田まで一人きりなので東京駅で早速激写し始めた。これはナイスな構図が撮れましたよ。
そして車内に入り一通りチェックする

吾輩は鉄オタではないので詳しいことは分からんのだが、ドアがお米のモチーフにしているあたりはアキタコマチを意識していて中々興味深い

田沢湖駅では駅の向こうが見えないほどの豪雪

まず、田沢湖駅に到着するころには雪がパネー状態だ。駅の向こう側が見えにくいほど、雪が降りしきっていたのだ。吾輩はスキーに蔵王に来て以外では初めて東北の冬を体験したのだが、その寒さと雪の量には驚かされた。

秋田駅のホームは雪で覆われ、足元は滑りやすく、歩くのに一苦労だったのだ。

しかし、これもまた旅の醍醐味だと自分に言い聞かせ、冬の東北を味わってやろうとポジティブな気分に浸ったのだ

秋田で観光するなら10選
てなことで冬の秋田で観光もないわけだが、一応観光するならどこがいいかを調べてみた
それらがこれだ
1. 角館(かくのだて)

- 武家屋敷通り: 江戸時代の雰囲気が残る武家屋敷が並ぶ通りで、春には桜の名所としても知られているそうだ
- 桜の季節: 角館の桜は「みちのく三大桜名所」の一つとして有名のようだな
だが季節は12月。ここは今回はパスだ
2. 田沢湖

- 日本一深い湖: 透明度が高く、美しいエメラルドグリーンの湖面が特徴です。湖畔には辰子姫像もあり、伝説が残っています。
- 周辺の温泉: 田沢湖周辺には温泉もあり、観光の後にゆっくりくつろげます。
いや~来るときあんなに雪が積もっていたんじゃぁ、行ける訳はないぞ。これもパス
3. 男鹿半島

- なまはげ: 男鹿半島はなまはげで有名で、冬にはなまはげ祭りが開催されます。なまはげ館では一年中なまはげについて学べます。
- ゴジラ岩: 男鹿半島の海岸には、ゴジラに似た形の岩があり、観光客に人気です。
これは実に興味深いが男鹿半島まで遠い。これもパスだ
後で述懐するが、まぁなまはげの踊りは幸いにも秋田駅前でみれたのでよしとしよう
4. 秋田市
- 千秋公園: 秋田市の中心部にある公園で、桜の名所としても知られています。秋田城跡もあり、歴史を感じることができます。
- 秋田県立美術館: 藤田嗣治の作品を中心に展示されている美術館で、建築も見どころです。
公園どころではない。雪でなーんも見えないのだ。市内といえども侮れん。
5. 乳頭温泉郷
- 秘湯の温泉郷: 田沢湖近くにある乳頭温泉郷は、7つの温泉宿が点在する隠れ家的な温泉地です。特に「鶴の湯」は江戸時代から続く歴史ある温泉です。
場所は田沢湖近く?ダメダメあそこは豪雪。ここも残念だがパス
6. 大曲の花火
- 全国花火競技大会: 毎年8月に開催される日本三大花火大会の一つで、豪華な花火が夜空を彩ります。
7. 八幡平
- アスピーテライン: ドライブコースとして人気で、特に秋の紅葉シーズンは絶景です。八幡平には温泉もあります。
8. 小安峡(おやすきょう)
- 大噴湯: 峡谷から噴き出す温泉の蒸気が迫力満点で、自然の力を感じられるスポットです。
9. 秋田内陸線
- 観光列車: 秋田の美しい田園風景や山々を眺めながらのんびりと旅ができる鉄道です。特に秋の紅葉シーズンは絶景です。
10. 竿燈まつり(かんとうまつり)

- 秋田の夏の風物詩: 毎年8月に開催される竿燈まつりは、大きな提灯を載せた竿を力強く操る伝統的な祭りです。
秋田駅でのなまはげ
秋田駅に着くと、なんとそこではなまはげの熱い踊りが見られたのだ。

なまはげと言えば、秋田の伝統的な民俗行事で、鬼のような面をつけた人々が家々を訪れ、厄払いをするのだ。吾輩はその迫力ある熱い踊りに圧倒され、寒さも忘れ熱くなりしばらく立ち尽くしてしまったが、寒さが身に染みる(どっちだよ)地元の人々はその光景を当たり前のように見ているようだったが、吾輩にとっては初めての体験で、とても興味深かったのだ。
しかしわざわざやってきて悪い子を叱るのはどうなん?まぁ昨今しらない子供を叱れない大人が増えて犯罪の抑止力が低下の懸念を鑑みると、こういうなまはげはある種ありがたいのかもしれんな。

秋田のグルメ10選
やはり旅とは食との出会いで大いに印象が左右されてしまうと言っても過言ではないだろう(あくまでも仕事な)
そこで秋田のグルメを10選紹介しよう
1. きりたんぽ

- 説明: つぶしたご飯を竹串に巻きつけて焼いたもので、鍋料理(きりたんぽ鍋)として食べられることが多いです。鶏肉や野菜、きのこなどと一緒に煮込んでいただきます。
- おすすめ店: きりたんぽ屋 本店
- 住所: 秋田市大町3-3-20
- 特徴: きりたんぽの形状
- 鍋料理として楽しむ
- きりたんぽは、鍋料理(きりたんぽ鍋)として食べられることが一般的です。鶏肉(比内地鶏が使われることが多い)、ごぼう、きのこ、ネギ、豆腐などの具材と一緒に煮込みます。
- 比内地鶏のうま味
- きりたんぽ鍋には、秋田県産の比内地鶏がよく使われます。比内地鶏は日本三大地鶏の一つで、その濃厚なうま味が鍋の味を引き立てます。
- ご飯の食感が楽しめる
- きりたんぽは、ご飯が軽く焼かれているため、外側は香ばしく、中はモチモチとした食感が楽しめます。鍋で煮込むと、スープのうま味を吸ってさらに美味しくなります。
- 体が温まる
2. 比内地鶏
- 説明: 秋田県産の比内地鶏は、日本三大地鶏の一つとして知られています。そのまま焼いたり、鍋にしたり、唐揚げにしたりとさまざまな調理法で楽しめます。
- おすすめ店: 比内地鶏や 大仙
- 住所: 秋田市大町1-4-3
- 特徴: 比内地鶏の刺身や焼き鳥、鍋料理など、さまざまな調理法で比内地鶏を楽しめるようだな

3. しょっつる鍋
- 説明: しょっつる(魚醤)を使った鍋料理で、主にハタハタという魚を使います。独特の風味が特徴で、冬の定番料理です。
- おすすめ店:我楽
- 特徴: しょっつる(魚醤)がベース
- ハタハタが主役
- 秋田県の冬の味覚「ハタハタ」が主な具材です。ハタハタは身が柔らかく、鍋に入れるとふっくらとした食感になります。
- 具材が豊富
- ハタハタの他にも、豆腐、ねぎ、白菜、きのこ、春菊など、さまざまな具材が入ります。具材から出る出汁がしょっつると融合し、さらに味わい深くなります。
- 体が温まる
- しょっつるの塩味とハタハタのうま味が染み込んだスープは、寒い冬に体を芯から温めてくれます。
- ご飯や日本酒との相性が抜群
4. ハタハタ料理
- 説明: 秋田県の冬の味覚として知られるハタハタは、しょっつる鍋のほか、塩焼きや唐揚げ、寿司などさまざまな料理で楽しめます。
- おすすめ店: 秋田市内や男鹿半島の飲食店。
5. 稲庭うどん
- 説明: 秋田県湯沢市の特産品で、日本三大うどんの一つです。細くて滑らかな食感が特徴で、つゆにつけて食べるのが一般的です。
- おすすめ店: 稲庭うどん 佐藤養助商店 秋田店
- 住所: 秋田市中通2-6-1 フォンテAKITA 6F
- 特徴: 老舗の稲庭うどん店で、つるりとした食感のうどんを提供。店内で食べることも、お土産用に購入することも可能。
ご贈答にも最適
6. いぶりがっこ

- 説明: 大根を燻製にしてから漬け込んだ漬物で、独特の香りと風味が楽しめます。ご飯のお供や酒のつまみとして人気です。
- おすすめ店: 秋田ふるさと物産館
- 住所: 秋田市大町3-3-15
- 特徴: 秋田の特産品が揃う物産館で、いぶりがっこをはじめとする漬物を購入できます。
7. ババヘラアイス

- 説明: 秋田県のソウルフードともいえるアイスクリームで、ババ(おばあちゃん)がヘラで削るようにして作ることからこの名前がつきました。素朴な味わいが特徴です。
- おすすめ店: ババヘラアイス専門店 秋田駅前店
- 住所: 秋田市中通7-2-1 秋田駅ビル内
- 特徴: これはインスタ映え間違いなしだな!
8. だまこ鍋
- 説明: つぶしたご飯を丸めた「だまこ」を鶏肉や野菜と一緒に煮込んだ鍋料理。きりたんぽ鍋に似ていますが、だまこは丸い形が特徴です。
- おすすめ店: だまこ鍋専門店 おおだて
- 住所: 秋田市大町3-3-20
- 特徴: だまこ鍋を中心に、秋田の郷土料理を提供するお店。地元の食材をふんだんに使った鍋が人気。
9. 横手焼きそば

- 説明: キャベツたっぷりの焼きそばに、目玉焼きを乗せた秋田県横手市のご当地グルメ。ソースの味がしっかりしていてボリューム満点です。
- おすすめ店: 藤春食堂
- 特徴: キャベツたっぷり
- 目玉焼きのトッピング
- 焼きそばの上に目玉焼きが乗せられているのが定番です。黄身を崩してソースと絡めると、まろやかな味わいが加わります。
- 濃厚なソース
- 横手焼きそばは、濃厚で甘辛いソースが特徴です。ソースの味がしっかりと絡み、キャベツや麺とよく合います。
- 太めの中華麺
- 太めの中華麺を使用しており、モチモチとした食感が楽しめます。ソースとよく絡むため、一口食べると満足感があります。
- ボリューム満点
10. 秋田蕎麦
- 説明: 秋田県は蕎麦の産地としても知られており、特に「秋田蕎麦」は風味が豊かで人気があります。冷たいつけ汁で食べるのが一般的です。
- おすすめ店:弥助そば 秋田総本店
- 特徴:手打ち蕎麦にこだわり
- 秋田県産の食材を活用
- 秋田県産の蕎麦粉や地元の食材を使ったメニューが多く、地元の味を感じられるのが魅力です。
- シンプルで上質な味わい
- 蕎麦はシンプルな「ざるそば」や「もりそば」が人気で、蕎麦本来の味を楽しむことができます。つゆも丁寧に作られており、蕎麦との相性が抜群です。
- 季節限定メニュー
- 季節ごとに限定メニューを提供しており、特に山菜やきのこを使った蕎麦は人気があります。
- 落ち着いた雰囲気
仕事先の人との出会い
仕事先の人が車で迎えに来てくれたのだが、全面雪でどこをどう走っているのか皆目見当がつかなかった。道路は雪で覆われ、景色は真っ白。運転手の技量に感心しながらも、吾輩は内心少し不安だったのだ。しかし、無事に目的地に到着し、仕事をこなすことができた。東北の人々の温かさと、雪の中での生活の大変さを実感した瞬間だった。
秋田名物きりたんぽはボッチ過ぎると思い断念
秋田名物のきりたんぽを食べたかったのだが、一人できりたんぽもどうかと思って断念したのだ。
きりたんぽは、ご飯を棒に巻き付けて焼いたもので、鍋に入れて食べるのが一般的なのだ。一人で食べるには少し量が多すぎると思い、結局他の料理を選んだ。しかし、次回はぜひともきりたんぽを味わってみたいと思っている。

雪の中の傘
雪がこれでもかというくらいに降っている中、傘をさしているのは吾輩だけだ。地元民は誰も傘をさしていなかった。
吾輩は初めての東北の冬に備え、しっかりと防寒対策をしていたのだが、地元の人々は雪を気にせず、普通に歩いていた。その光景を見て、吾輩は少し恥ずかしくなったが、それでも傘をさすことをやめなかった。やはり、雪が降っている中では傘が必要だと感じたのだ。
これでこいつだけ地元民ではない!ということが誰の目にも明らかだ。
秋田駅前で東京からやってきた非地元民を見つける作業は、まるで雪の日に田んぼのカラスの数を数えるよりも容易いことに違いないだろう。

地元民ではないのは秋田駅前で吾輩1人ぼっちとなった。。
さびれたアーケード街
駅前はアーケード街だが、かつての面影はなく、さびれていた。かつては賑わっていたであろう商店街も、今ではシャッターが閉まった店が多く、寂しい雰囲気だった。時代の流れを感じずにはいられなかったが、それでも地元の人々はその中で生活を続けている。その強さに感心したのだ。
喫茶店でのひととき
出張の休日はやることがなかったので、一日中喫茶店にいて小説を読んでいた。
Cafe Bookmarkという喫茶店だ。
ここでは確か「秋田味噌とチーズの焼きトーストAセット(珈琲付き)」¥900をオーダーしたようにトンと記憶している次第だが、記憶の脳内シナプスは、まるでマスクメロンのように網目状となって、しかるべき時がきたらテロメアの縮小のごとく綺麗さっぱり脳内海馬の中から、まるで大洗海岸の浜辺の潮が一気にひいていくようになくなってしまう。それが人間というもんだ。
もしかしたら仮想現実の世界にいて、全く違うものを注文していても何ら不思議は無いのだ。
そうだろう?
吾輩はこの喫茶店を出たらホテルに帰ってなにもやることのない時間を過ごさねばならんので、このような小難しいことを考えていた次第なのだ。
恐らくダーウィンがまだ現代に生きていたとしたら、恐らく吾輩と同じことを言うに違いはないだろう。(ウソつけ!)
小説のタイトルは「シャイロックの子供たち」という、半沢直樹で有名な池井戸潤の小説なのだ。面白かったぞ。相変わらず銀行内の権力争いの物語だ。吾輩は銀行に勤めたことがないので、こういった違う世界観に触れるだけでも大いに刺激的なのだ。
小説の世界に没頭していると、外の寒さも忘れてしまう。喫茶店の温かいコーヒーと、どこまでも伸びるチーズトーストにはさまれながら小説の世界に浸る時間は、旅の疲れを癒すのに最適だった。
秋田味噌がいかがなものだったのかは忘却のかなたへ置き去りにしてきたからコメントはインポッシブルだ。
この珈琲のカップはとても記憶に残っている。カフェで出される容器というより、やはり喫茶店とうい言葉が妙にしっくりくるのは何故なんだろう?

どれくらいそこにいたのだろうか?気が付くとランチの時間に入ったのに夕方になっていた(どんだけいるんだ?)
そこで初めて気が付いたことがあった。
そう、この喫茶店は「とても居心地がよくて半日いても苦にならない」とうことだ。コンフォートなCafeなのだ。
こんなに観光地やらグルメやらを調べていったのに、駅前のなまはげダンスを見ただけで、あとは日がな一日喫茶店にいて秋田の日は暮れていくのだった

コンフォートホテル

ホテルはコンフォートホテルというお気に入りのホテルで、朝食バイキングがメッチャ美味しい。

毎朝、新鮮な食材を使った料理が並び、吾輩はその中から好きなものを選んで食べるのが楽しみだった。
ヨーグルトと果物は普段あまり食べてないので、もりもり食べてしまった。
ということでもし快適な宿に泊まりたいならコンフォートホテルが最適解だと思うぞ。

出張最終日の前日
出張最終日の前日は、出張の相方と夜にラーメンを食べた。東北の寒さの中、温かいラーメンは最高のごちそうだった。相方との会話も弾み、出張の疲れも吹き飛んだ。東北の夜は長く、寒いが、その中でのひとときはとても貴重な時間だった。
そして帰りの秋田新幹線では恒例のご当地弁当のお時間だ。今回は秋田名物比内地鶏弁当をチョイス



旅のまとめ
今回の東北の旅は、吾輩にとって初めての経験ばかりだった。雪の降る中での生活、地元の人々の温かさ、そして美味しいチーズトーストと温かい珈琲と魅力的なカップ。
すべてが新鮮で、興味深かった。次回また東北を訪れる機会があれば、ぜひともきりたんぽを味わい、さらに深く東北の文化に触れてみたいと思う。吾輩は牛である。名前はモウモウなのだ。これからも、さまざまな場所へ出張という名の旅に出かけ、新しい経験を積んでいきたいと思う。
では Have a nice trip !!



投稿者プロフィール

- 大富豪になっても結局食と旅
-
吾輩は牛である。 名はモウモウである。 なんでも自由ヶ丘というハイカラな街のきらびやかなショーウィンドーの中でもうもう泣いていたことだけはとんと記憶している。
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