山形と言って想像できるものは何だと思いますか?
佐藤錦で有名なサクランボ
ラスランス、
はたまた将棋の駒であったりが有名だ。
あと蔵王の樹氷や「静けさや岩にしみいる虫の声」で有名な立石寺があるところだ。
実は山形には学生のころに蔵王にスキーをしに何度か訪れている。
その時の印象は、とにかく食がうまかったということ。
あの蔵王の横倉の壁を制覇した後の晩飯は格別だった思い出が蘇る。
スキーの話はどうでもいいか。
今回は日程の関係であちこち見れなかったが、山形駅前にフォーカスして駅周辺で楽しむにはというテーマでお送りしたいと思う。
出張と書いて旅情と読む?割と休みも仕事していて自由がそれほどでもないのだ
この日吾輩は仕事で栃木にきていて、次の山形への仕事(出張と書いて仕事旅と読む)へ向けて宿の手配をしていた。
ところが電話しても電話してもホテルがどこにも空いていない。
まぁだいたいが1週間近くも滞在するのが常だから宿探しがいつも苦労してしまう。
だが、苦労の末に行ったら行ったで空気が美味しかったり
ご当地のグルメを堪能できたり
知らない街並みに非日常感を堪能したり
と割と楽しい思い出の方が多いのだ。
これだけ書くと、なんだか楽しそうでいいじゃないかと思うかもしれないが、
だいたいは宿探しで休みの日の3時間くらいはなくなる。
最初のころは慣れていなくて半日を要していたものだ。
それに休みの日の午後に私服からスーツに着替えて九州とか四国とか北海道なんかに前乗りしないと次の日の朝からの仕事に間に合わないから休みがほぼ潰れてしまう。
休日に昼食後にTシャツからスーツに着替えるこのマインドが非常に嫌な瞬間なのをわかる人いるかい?
行ったら行ったで向こうで仕事をして、ホテルに帰るとのんびりできるわけじゃなく、
そこからPCをおもむろに開いて業務日報を日々書いて送信報告しないとならない。
そこにコメントが返ってきたりしたら、それに対してまた返信しなきゃならんのだ。
面倒くさいことこの上ない。
もうとっくに業務時間は終わってるのにだ。当然賃金は発生しておらん。
それが終わると翌日の仕事のスケジュールの確認とか、持っていくものの確認とか、ゴチョゴチョあるのだ。だからテキパキと後片付けしないとせっかくの地方旅行が(仕事だろおい!)台無しになりかねないのだ。
- 宿探しで休みの日は3時間潰れる
- 前乗りするため休日の昼飯後スーツに着替えて出かけなくてはならないこともある
- 出張のホテルでも日報を書いたり返信に応えたりする
- 当然無賃金だ
- 出先のホテルでも夜に次の出張地のためのホテル探しが待っている
仕事のことはどーでもいい。仕事の合間の休日の山形旅情の話をしようか(だから仕事で来てんだろって!)
吾輩はできる牛。休みの計画を立てる
1個の県面積が広いからおいそれと動けない。
ということで山形内での旅情を楽しむという事前の計画があったわけだ。
さて冒頭の宿がどこも満員状態はずっと続いていて結局山形では宿がとれなかった。
というのはタイミング悪く東北を代表する祭りといってもいい「花笠まつり」の次期と被っていたという訳だ。
全国40県以上行っているが、宿が近くでとれなかったのは初めての前代未聞の出来事である。
ちなみに東北の三大祭りは
・青森のねぶた祭
・秋田の竿燈まつり
・仙台の七夕祭りであるが
そのほかにも岩手のさんさ祭り、福島のわらじ祭り、そして山形の花笠まつりという訳だ。
吾輩は山形より先の新庄という駅で宿をとった。
1週間滞在予定なので最初の3日間は新庄で、その後山形へ移動して宿泊という流れになる。
コンフォートホテルコスパ最高でまじお勧め
吾輩が泊まったホテルは「コンフォートホテル」という割とあちこちにあるチェーンホテルの一つなのだ
遠征先にこのホテルがあると必ずここを指定する
というのはここの朝食は無料な上に、バイキング方式で撮り放題かつどれもこれもが美味しくて、もうこれだけで満足なのだ。
朝食でこのボリュームはヤバいだろう
贅肉も気になるだろうが、旅のときくらいは贅沢するのも悪くはない、いやむしろ良い
全国のビジネスホテルを宿泊しまくってきた吾輩としては、これは胸を張って皆さんにも是非お勧めしたいところだ。
山形と言えばつばさ新幹線だろう。
このつばさ君はドアが開いて降りるときに
うぃぃぃんんんん
と列車とホームの間に愛の架け橋を出してくれるという何とも紳士的な優しい彼氏なのだ。
他の新幹線に比べて座席間隔が少々狭く感じるのが玉に瑕だが、完璧な彼氏などこの世にはおらんのだ。
だが、どうだ。
この正面のフォルムは何ともかっちょいいではないか。
新庄駅からは秋田へいける在来線も確認できた。
恐らくは奥羽本線じゃないかな?
だが旅の楽しみの一つに見たことも乗ったことも無いような電車に遭遇できるというのは何とも興味深いことの一つではなだろうか?
九州に行った時にも同じような感覚を持っていたのは言うまでもない
JR九州の列車は在来線であろうとも中々かっちょいいのだ
しかもつばさ君と奥羽本線のWショットはしっかりとカメラに収めた。
この赤いのは陸羽西線だろうか?
マニアじゃないからよくわからないが、何だか興味深いぞ。
油そばに感動しまくり
さて遠征4日が終了しようとしているが、
吾輩は新庄から山形へ移動してきて帰るまでに毎日夜に食べていたものがある。
それが油そば「つばさ」というお店だ(現在は閉店しています)
もちろん東京にも油そばはあるのだが、汁のないラーメンなんて物足りないと思っていた吾輩は一向に足が向くことは無かったのだ
しかし旅とは通常の感覚や自分の常識を覆せる絶好の機会でもあるのだよ。
ということで一度も食べたことのない油そばなるものを人生初めて食する瞬間がやってきた。
吾輩はラーメンは必ずスープから食すのだが、食するスープがないから仕方ない。
初めて吾輩の常識、慣習、ルーチンを打破する瞬間がやってきた。
ズルズル・・・
う、うまいではないか。
もう一口
ウム、、、確かに美味い。
汁がなくても立派にラーメンとしての概念や通念を立脚するのに十二分すぎる実体験だ。
何故か吾輩は何を思ったのか、おもむろに具と麺を箸でグチャァァァァァーーー!
とかき回し始めた。
これで更に味の向上を図ろうとおもったのであろうか?
とんと記憶がなくなっているのだ。
それともラーメンとしての概念や通念をり立脚・・・
いや重複するので、やめておこう。
油ソバについてであったな。
ここについていたチャーシューも柔らかくて箸でつかむと嬉しいかのようにプルプルと小刻みに震えていて愛嬌このうえない。
しかもだ。美味いのだ。
やわらかいだけでなく、うまいのだ。
これは病みつきレベル確変じゃないか。。
という訳で結論から言うと山形にいる間中、夜飯は毎日油のうかんでいない油ソバを食す
ハメになったという訳だ。
油そば悪くないではないか、いやむしろ良い
休日に山形駅周辺を歩き回る
さてこの日遠征先唯一の休日がやってきた。色々調べていてランチは蕎麦にすることにした。
それがこちら
「三津屋本店」だ。
店内は純和風な作りで落ち着ける。
揚げ茄子おろし蕎麦¥1100をオーダー。
中々腰があり創業80年以上は伊達じゃない。駐車場も結構あり、車での来店も全然問題なさそうだ。
お腹も満たされ山形の目抜き通りを散策することにした。
ん!?こ、これは・・・
一体どんな状態?
国民性のなせる業なのか?こんなにアピールする必要性あるのか?
もしあなたが慢性的にこんな状態ならば一度どこかに診察をお勧めしたいところだ。
しばらく歩いていたので、疲れてきたから近くのMOSバーガーで一休みすることにした
アイス珈琲をグビグビ飲んでいたら、仕事先でお世話になっている男性が歩いているのが見えた。
と思ったら同じく仕事先でお世話になっている女性も随伴していた。
うーむむ、どんな関係性なのかはわからぬが、ここは見て見ぬふりをしておこう。
地方は行くところも限られているし、知り合いに遭遇する可能性は東京の比ではないのだろう
MOSで飲むアイス珈琲の速度が加速したのは言うまでもない。
さて吾輩はテキパキと任務をこなし東京に帰ることになった。
米沢牛弁当売り切れ事件
山形駅に着くとなんとカラフルなつばさ君がおしゃれにメイクアップして吾輩を待っているではないか。
くれぐれも鉄道マニアじゃないからな!
ここで帰りに食べようと楽しみにしていた米沢牛弁当を目当てに売店に行くと
「すみません、、売り切れてしまいまして」と言うではなかーい。
おーい、終わりよければ全てよしという格言を知らんのか?
吾輩の山形の旅情がゲシュタルト崩壊を起こし始めて、スゴスゴと新幹線の乗車口に並ぶのだった。
すると売店のお姉さんが息せき切ってこちらに走ってくるのが見えた。
一体何かしたのだろうか?と訝っていると
「お客さーん、途中の〇〇駅で(駅名を忘れる)米沢牛弁当が車内に納品されて車内販売されるみたいだから、そこで買って下さいな」
とわざわざ走って伝えにきてくれたのだった。
お姉さんがミスサクランボにみえたのは言うまでもない。いや、吾輩が推薦状をしたためよう。
山形の人は皆親切なのだ。
おぉ、山形にちなんだのが一句浮かんだぞ
「親切心、岩にしみいる お姉さんの声」ちょっと字余り
こうして途中車内販売で無事弁当をゲットしたのがこちらだ。
1,2,3・・・
苦労して手に入れた弁当の味は格別だ。しかも見た目も悪くない。いやむしろ良い
こうして山形旅情は終焉を迎えようとしていた。
ここで一つ教訓を学んだのは花笠祭り前後は宿がとれないので早めの計画をおすすめするのだった。
では皆さん良い旅を
Have a nice trip!
旅のポイント3箇条
- 花笠まつりの時期はホテルは中々とれない
- 山形新幹線のつばさ君は紳士的なやつさ
- 米沢牛弁当は人気のため売り切れに注意が必要
電車チケットの手配に
❖JR線の新幹線・特急のチケットをGetできて、特急券・乗車券をご自宅、会社にお届けしてくれる。
最短で乗車日の2日前までお申し込みできるという、吾輩のような時間の無いワーカーホリックさんにはピッタリなのだ
サイト画面はわかりやすくてお勧めだ
旅の手配に
❖吾輩の宿泊検索を大いに助けてくれたサイトだ。ホテル探しを休日3時間にセーブしてくれたのは楽天トラベルのおかげも大いにあるだろう。旅行って謳っているが、吾輩は社畜っていたので出張検索ばかりに使っていた
宿の手配に
❖こちらも定番のホテル検索サイトだ。 「じゃらん」ならではの期間限定の企画もあるので、旅行だけでなく吾輩のような出張三昧の愛社精神溢れた御仁にはピッタリのサイトだろう
*この記事にはプロモーションが含まれています
投稿者プロフィール
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吾輩は牛である。 名はモウモウである。 なんでも自由ヶ丘というハイカラな街のきらびやかなショーウィンドーの中でもうもう泣いていたことだけはとんと記憶している。
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