【ハプニング続出】初海外ハワイ旅行記。ご主人と共にハワイへ行く【前編】|観光・グルメ・ピーコックバス釣りまで完全ガイド

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目次

旅立ちの動機、或いは運命という名の招待状

吾輩は牛である。名前はモウモウという。

はるか昔に、ご主人と共に生まれて初めて海を渡ることとなった。目的地はハワイ。理由はご主人の妹君の結婚式である。実に簡潔明瞭な理由である。しかし、この単純な理由から始まる物語が、かくも波乱万丈の珍道中となることを、この時点で予見できた者がいたであろうか。否、吾輩ですら想像し得なかったのである。今回は旅日記番外編ということで、ハプニングだらけの初の海外珍道中の回想録を綴っていこうと思う。前編、後編とあるので最後まで旅のハプニングを堪能していって欲しい所存である。

さて、人間という生き物は実に不思議なものである。ご主人はこの旅に際して

ご主人

ハワイなんてほぼ日本みたいなものだろう

という驚くべき認識を抱いていた。吾輩から見れば、これは牧場の牛が「隣の牧場も結局は牧場だから同じようなものだろう」と考えるに等しい思考である。表面的には正しいようでいて、本質的には致命的な誤謬を含んでいる。

この楽観的すぎる認識が、後に次々と起こる悲喜劇の序章となることを、吾輩は既に予感していたのである。

ハワイ観光名所5選

ここでブログらしくHawaiiへ旅行へ行く際の簡単なポイントを紹介しておこう。あくまでも吾輩視点なので、ガイドブックとは大きく乖離するだろう。

  1. タンタラスの丘 – 百万ドルの夜景を一望できる絶景スポット。ホノルルの街が宝石箱のように輝く
  2. アラモアナショッピングセンター – 世界最大級のオープンエアショッピングモール。ブランド品からローカルグッズまで揃う
  3. ダウンタウン – ハワイの歴史を感じられる地区。昼間は静かで散策に最適
  4. ワイキキビーチ – 言わずと知れたハワイの代表的ビーチ。マリンスポーツも充実
  5. レイクウィルソン(アヒワヒ湖) – ピーコックバス釣りの聖地。釣り好きには外せないスポット

グルメ・名店5選

  1. オックステールラーメンの店(小倉智昭プロデュース) – 濃厚なスープが絶品。チップの心配が少ない日本人向けの店
  2. ジャンバジュース – フレッシュフルーツのスムージーが楽しめる人気チェーン
  3. ハードロックカフェ – 生バンド演奏を聴きながら食事ができる。音楽好きには最高の空間
  4. セブンイレブンのスパムおむすび – ローカルの定番。ハワイならではのコンビニグルメ
  5. クレイジーシャツ – 厳密にはグルメではないが、ハワイ土産の定番Tシャツショップ

ハワイ土産5選

  1. クレイジーシャツ – ハワイでしか買えない独特なデザインのTシャツ
  2. スパムおむすび関連グッズ – ハワイの食文化を象徴するアイテム
  3. コナコーヒー – ハワイ島で栽培される高級コーヒー豆
  4. マカダミアナッツチョコレート – 定番中の定番だが外せない美味しさ
  5. ハワイアンジュエリー – 波やホヌ(海亀)など、ハワイモチーフのアクセサリー

アクセス方法

東京(成田空港)からホノルル国際空港まで、直行便で約7〜8時間のフライト。時差は19時間(日本が先行)。ツアーでもフリープランでも、比較的気軽に行ける南国リゾートである。

荷物選びという名の第一の過ち

ご主人の楽観主義は、荷物の選択においても如何なく発揮された。

通常、海外旅行といえばスーツケースを用意するものである。これは人間社会における常識であり、吾輩のような牛ですら知っている事実である。しかしご主人は、お正月の洋服の福袋に入っていたPUレザー製の小型バッグで十分だと判断したのである。実際福袋に入っていた猿のイラストの描かれている赤いキャップをかぶって成田空港へ向かったのだ。

ご主人

必要最低限だけ持っていけばいい

ご主人のこの言葉を聞いた時、吾輩は深いため息をついた。必要最低限という概念ほど、人によって解釈が異なる言葉もあるまい。ご主人にとっての「必要最低限」が、果たして本当に必要最低限であるのか。吾輩には甚だ疑問であった。

そして案の定である。成田空港に向かう道中、福袋のバッグはその使命を全うする前に、チャックが壊れるという悲劇的な最期を遂げたのである。

ご主人の顔面は見る見るうちに蒼白となった。人間の顔色というものは、その心理状態を如実に反映する。牛も同様であるが、牛の場合はもう少し落ち着いている。吾輩は冷静にご主人を観察していた。

「やってしまった…。まだ飛行機にも乗っていないのに」

ご主人の口から漏れたこの一言には、後悔と絶望が見事に凝縮されていた。しかし、嘆いたところで壊れたチャックは元に戻らない。これは物理法則である。

神の啓示、或いは偶然という名の必然

ところが、ここで奇跡が起きた。

バッグの破損に慌てふためいていたご主人が、ふと顔を上げた。その視線の先には、まるで天啓のごとく目の前にはバッグ屋が存在していたのである。

「神はいた…」

ご主人のこの感嘆は、おそらくコロンブスが新大陸を発見した時の驚きに匹敵するものであったろう。吾輩に言わせれば、これは神の啓示などではなく、成田空港という場所が旅行者のニーズを十分に理解した商業施設であることの証明に過ぎない。しかし人間は時として、単なる偶然を運命と呼び、必然を奇跡と呼ぶものである。

ご主人は急遽、大きめのバッグを購入した。福袋のバッグはそこで無慈悲にもお払い箱となった。わずか数時間の活躍であった。この短命なバッグに黙祷を捧げつつ、吾輩はご主人の次なる冒険を見守ることとした。

空の旅、または騒音との戦い

吾輩はいつものように金属探知機にひっかからないとヒヤヒヤしながら、何とか飛行機に乗ることに成功した。どうやら首からさげているカウベルは安全であると認識されたに違いない。

飛行機の座席は3列シートの端であった。隣には女子OLの二人組が座っている。航空会社はチャイナエアーだ

この二人組が、実に賑やかであった。いや、賑やかという表現は婉曲すぎる。正確には「うるさい」のである。彼女らの会話は途切れることを知らず、笑い声は機内に響き渡り、まるで終わりなき交響楽のようであった。

吾輩は眠りたかった。ご主人も同様の願望を抱いていることが、その表情から容易に読み取れた。しかし睡魔と騒音の戦いにおいて、騒音が圧倒的優位に立っていたのである。

牛として吾輩が学んだことがある。それは「待つ」ことである。牧場において、牛は実に多くの時間を待つことに費やす。餌を待ち、搾乳を待ち、日の出を待つ。そして吾輩は今、OLらが眠りにつくのを待っていた。

幸いなことに、人間の体力には限界がある。永遠に喋り続けることは不可能である。やがてOLらは静かになり、ご主人と吾輩は無事に眠りにつくことができた。

沈黙とは、かくも美しいものであるか。

マウイ島の夜明け、そして悪夢の再来

目が覚めると、朝日が昇っていた。窓の外にはマウイ島が見える。美しい光景である。

しかし、この美しい光景を楽しむ余裕は、ご主人には与えられなかった。なぜなら、税関を通過しようとしたその瞬間、ご主人の顔が再び蒼白になったからである。

ご主人

フライトチケットが…ない

ご主人の声は震えていた。吾輩は心の中で呟いた。モ〜、またか。

係員の黒人男性が眉をひそめている。その表情は明らかに「また日本人か」と言いたげであった。いや、これは吾輩の邪推かもしれない。しかし国際社会において、日本人のうっかりミスは一定の認知度を誇っているのではないかと、吾輩は推測している。

ご主人

Oh my God, I lost my airplane ticket. Please search around here. Somewhere left it.
(たいへんだ。飛行機のチケットを失くした。どこかにあると思うから、探すの手伝ってくれないか?)

驚くべきことに、ご主人はとっさに英語で叫んでいた。普段は英語など話さないご主人が、危機的状況においてのみ外国語能力を発揮するというのは、実に興味深い現象である。これは火事場の馬鹿力ならぬ、「税関の英語力」とでも呼ぶべきものであろうか。

スタッフが何名か協力して探し始めた。人間の善意というものは、時として美しいものである。しばらくして、一人のスタッフが高々とチケットを掲げた。

「おい、ここにあったぞ。これお前のじゃないのか?」

「Oh thank you!」

ご主人は無事にチケットを受け取り、事なきを得た。しかしフリーツアーの添乗員が、一人だけ出てこないご主人を心配そうに待っていたのは言うまでもない。

クレイジーシャツとダウンタウンの静寂

初日、ご主人は念願のクレイジーシャツを2枚購入した。満足げな表情である。主人はビールで染めた色のTUNAのイラストのTシャツを買っていた。満足そうだ。

その後、ご主人は「ハワイで最も治安が悪い」と聞いていたダウンタウンへ歩いて向かった。吾輩は思った。なぜ人間は、危険だと知りながらそこへ向かうのか。好奇心が猫を殺すというが、牛である吾輩には理解しがたい行動原理である。

しかし実際に着いてみると、昼間のダウンタウンには誰も歩いていなかった。完全な静寂である。治安が悪いというより、人がいないのである。これは危険なのか、それとも単に不人気なのか。判断に迷うところである。

オックステールラーメンと小倉智昭の謎

主人と吾輩が泊まった宿はクヒオビレッジというところだ

夜になると、ご主人は毎日同じラーメン店『ラーメンなかむら』に通った。理由は明快である。チップの加減が分からないからである。

この店は「小倉智昭の店」だという噂があった。しかし、遠く離れたハワイの地で日本の芸能人の名前を聞くというのは、なんとも奇妙な感覚である。グローバル化とは、かくも不思議な現象を生み出すものである。

ご主人は毎晩、オックステールラーメンを啜っていた。その姿を見ながら、吾輩は思った。人間は慣れ親しんだものに安心を覚える生き物である。異国の地であればあるほど、その傾向は強まる。牛も同様である。吾輩も見慣れた牧場の風景に最も安らぎを感じるのである。

赤い猿のキャップと酔っ払いの哲学

ある夜、クヒオビーチの民宿のようなホテルのエレベーター内で、事件は起きた。

地元の酔っ払いがご主人に絡んできたのである。ご主人は赤い猿の絵のついたキャップをかぶっていた。その猿を指差して、酔っ払いは執拗に質問してきた。

「そのサルは何の意味があるんだ? え、おい、聞いているか?」

酔っ払いの哲学的問いかけである。確かに、装飾に意味を求めるというのは、ある意味で本質的な問いかけである。なぜ人間は服を着るのか。なぜ帽子をかぶるのか。それは単なる実用性を超えた、記号論的な意味を持つのではないか。

しかしご主人は、そのような哲学的考察に付き合う余裕はなかった。黙ってやり過ごそうとしていたが、酔っ払いのしつこさは限度を超えていた。

ついにご主人はブチ切れた。

ご主人

意味なんかねーんだよ、うるせーな。さっさと消えろ!

英語でキレるご主人を、吾輩は生まれて初めて見た。人間というものは、追い詰められると本性を現す。それが英語であれ日本語であれ、怒りという感情は言語の壁を容易に超えるのである。酔っ払いは3階でOK OKと言いながらそそくさと去っていった。

吾輩は思った。人間社会は複雑である。

ジャンバジュースと村上春樹

昼間、ご主人はジャンバジュースを好んで飲んでいた。健康的な選択である。

夜は物騒なので、ホテルで大人しく小説を読んでいた。村上春樹の『海辺のカフカ』である。吾輩は思った。異国の地で日本の小説を読むというのは、なんとも皮肉な行為である。せっかくハワイに来ているのに、想像の中では日本にいるのである。

しかし、本を読んでいる間にも、外の世界は賑やかであった。通りでは酔っ払い同士の激しい罵り合いが始まっていた。これがハワイの夜の現実である。観光パンフレットには決して載らない、もう一つのハワイの姿である。

シューゲイザーロックと百万ドルの夜景

妹夫婦と共にハードロックカフェへ行った。シューゲイザーロックを聴く。

大音量である。人間の耳には限界があるはずだが、この音量はその限界に挑戦しているかのようであった。吾輩の耳にも響く。牛の聴覚は人間よりも敏感である。この轟音は、まるで雷のようであった。

別の日には、タンタラスの丘へ行き、百万ドルの夜景を見た。美しい光景である。しかし吾輩は思う。夜景に値段をつけるという発想自体が、実に人間的である。美しさに価値を付与し、それを消費する。資本主義社会の象徴的な行為である。

牛である吾輩には、夜景の値段など分からない。ただ、光が美しいということだけは理解できる。

【後編に続く】

後編では、マギーという陽気な運転手との出会い、いかがわしいビリヤード場での冒険、そして最大のイベントであるピーコックバス釣りの顛末、さらには帰国前の驚愕のハプニングについて語ることとする。

ご主人の珍道中は、まだ半分しか語られていないのである。

投稿者プロフィール

モウモウ
モウモウ大富豪になっても結局食と旅
吾輩は牛である。 名はモウモウである。 なんでも自由ヶ丘というハイカラな街のきらびやかなショーウィンドーの中でもうもう泣いていたことだけはとんと記憶している。

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