
なぜ今「解散」なの?(政治と選挙のしくみ)
書生皆さんお久しぶりです。本日はなんでわざわざ解散してまた選挙するのかをなるべく中学生でもわかるように考えてみましょう
まず、ニュースに出てくる「衆議院の解散」という言葉から解説します。日本のリーダーである高市総理大臣は、国民の意見を改めて聞くために、衆議院議員全員の仕事を一度やめさせて、新しいメンバーを選ぶ「総選挙」を行うことにしました。これを「解散」と呼びます。
なぜ今なのかというと、政治には「タイミング」がとても重要だからです。高市総理は、自分が進めたい新しい政策(例えば、景気を良くするための作戦)を本格的に実行するために、「国民の皆さん、私のやり方を応援してくれますか?」と問いかけ、選挙で勝つことでその力を強めようとしています。
皆さんの学校で例えると、生徒会長が「もっと自由な学校にしたいから、一度みんなで投票し直して、私の計画に賛成してくれる人たちを役員に選んでほしい!」と全校生徒に訴えるようなものです。もし選挙で高市総理のグループ(自民党など)が勝てば、これからの数年間、高市総理の考えがより通りやすくなります。
このニュースがブルームバーグで大きく報じられているのは、日本のリーダーが誰になり、どんな方針を持つかによって、世界中のお金の動き(投資)が変わるからです。外国の投資家たちは、「日本はこれからどんな国になるんだろう?」と、この選挙の結果を固唾をのんで見守っています。政治が変わることは、単にリーダーが変わるだけでなく、日本という「会社」の経営方針がガラッと変わるのと同じくらい大きなインパクトがあるのです。
驚きの「消費税0%」作戦(お金と私たちの暮らし)
今回のニュースで一番の注目ポイントは、高市総理が**「食料品などの消費税を期間限定で0%にする」**という公約(国民への約束)を検討していることです。
皆さんがコンビニで100円のお菓子を買うとき、今は108円(軽減税率8%)払っていますよね。これが「0%」になれば、ピッタリ100円で買えるようになります。たった数円のことと思うかもしれませんが、家族全員の食費や、高い買い物を考えれば、家計にとってはものすごく助かる話です。高市総理の狙いは、税金をなくすことでみんなにたくさん買い物をしてもらい、世の中にお金を回して景気を一気に元気にすることにあります。
しかし、これには大きな課題もあります。消費税は、国が「おじいちゃんやおばあちゃんの医療費」や「皆さんの学校の教科書代」などに使う大切なお金です。もし消費税を0%にしたら、その分、国に入るお金(税収)はガクンと減ってしまいます。足りなくなったお金はどうするのか? それは「借金」でまかなうことになります。
皆さんにとっては、「お小遣いが増えるのは嬉しいけれど、その分お父さんの借金が増えて、将来自分が返さなきゃいけないとしたら……?」という悩みと同じです。この「今の生活を楽にするための減税」と「将来のために借金を増やさないこと」のバランスをどう取るかが、このニュースの裏側にある非常に難しいテーマなのです。
なぜ「市場(マーケット)」は警戒しているのか?(投資家の視点)
ニュースの見出しに「市場は警戒」という言葉があります。これは、世界中の投資家や銀行の人たちが「ちょっと待って、それは危なくないか?」と心配しているという意味です。
なぜ心配なのでしょうか? 投資家たちは「日本の借金がこれ以上増えすぎて、日本という国への信頼がなくなること」を恐れています。もし「日本はお金がないのに大盤振る舞いをしている。いつか借金が返せなくなるかも」と思われてしまうと、日本の通貨である「円」や、日本が発行する借用書である「国債(こくさい)」の価値が下がってしまいます。
実際に、このニュースが出た直後、債券市場(借用書を売り買いする場所)では、日本の国債が売られて金利が上がるなどの動きが見られました。金利が上がると、例えば将来皆さんが家を建てようとして銀行からお金を借りるときに、返す利子が跳ね上がってしまうなどの悪影響が出る可能性があります。
ブルームバーグは、こうした「お金のプロたちの反応」をいち早く伝えます。一般の人たちが「税金が安くなってラッキー!」と思っている一方で、プロたちは「その分、国の財布(財政)がボロボロになるんじゃないか?」と冷静に(あるいは冷酷に)計算しています。この「理想と現実のギャップ」が、市場の不安となって数字に現れているのです
世界とつながる「トランプ大統領」の影響(国際情勢の荒波)
実はこの日、ニュースは日本の中だけではありませんでした。アメリカのトランプ大統領(再選した設定)が、「ヨーロッパの国々に対して新しい関税(輸入品にかける税金)をかけるぞ!」と言い出したというニュースも重なっています。
「日本の選挙」と「トランプ大統領の関税」は、別々の出来事に見えますが、経済の世界では密接につながっています。例えば、アメリカとヨーロッパが貿易でケンカを始めると、世界全体の景気が悪くなります。そうなると、日本の車や電化製品も売れにくくなります。
高市総理が「日本国内を元気にするために減税だ!」と頑張っていても、外の世界(アメリカやヨーロッパ)が混乱していると、その効果は打ち消されてしまうかもしれません。また、日本株は「輸出」で稼ぐ会社が多いため、世界情勢が悪くなると株価が下がりやすくなります。
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