ラーメンという、どことなく庶民の食べ物である。
という概念を覆すお店の一つがここ高田馬場にあるラーメン屋
「やまぐち」
ではないかと考えた。

店内はカウンターからしてお寿司屋のようで、厨房の大将と女将さんもどことなく寿司屋然としてる雰囲気を醸し出している。
高田馬場駅からメッチャ歩くじゃん
店頭も幸い4人しか並んでいなかったので、割とすんなり入れた方だと思う。
そして吾輩は店の一番人気の鶏そば¥830をオーダー
着丼フワっだ(ドーンじゃない感じ)
そして運ばれてきたラーメンの上品なこと。モゥ

スープ
鶏さんの上品かつ気高い気品が感じられ、
シンプルなのに奥深いというのだろうか。おートレヴィアーン!と何故かフランス語で独りごちてしまうのだ。
塩味が憎いばかりに配置しており舌の上を、行ったり来たりすれ違い私とあなたの恋状態を楽しめる。
麺
麺は、どちらかというと細マッチョのストレート麺なのだ。(どっちだよ)
ツルツルと入っていくもののモッチャリとした食感を楽しめるのは特筆すべき麺だろう。
チャーシュー
2枚入りのチャーシューでお出ましだ!こりゃ。
あっさり肉とこってり肉で緩急つけた憎い演出がはまるのだ
カイワレ大根
カイワレ大根をみると、必ず某農林水産大臣の試食シーンを思い出すのだが、その雑念をも払拭してくれるような、ラーメンに相性のいい野菜。これは不意打ちだ。中々悪くない、いや、むしろ良い。
料理は盛り付けも大事だとよく言われるが、この盛り付けにも、とても気を配って配膳しているのが
伺える。
全てが上品なうえにこの価格は嬉しい限りだ。
吾輩は満足して店を出たのだが、そう言えば高田馬場の駅までが遠いことを思い出した。
駅から店に来た時も、あまりにも遠いから、うっかり通り過ぎてしまったのかと
何度も不安に駆られたことを今思い出しました。
吾輩はあてどもなく駅を目指して歩いていくのだった。
ドヤ顔でバンド仲間(ラーメンしか食べない連中)を連れて行ったのだが・・・
とまぁ、満足して「これなら人にお勧めできるレベルにあるな」と考えた吾輩は、かなりの時を経て後輩らと共に駅からの遠い道を「うまいラーメン食べさせるから我慢しとき」となだめすかしながら、えっちらほっちら遠い道のりをやってきて、更には15分並んで食べた。
着丼と同時にこの上品な佇まいを誇るビジュアル。
「立てば芍薬座れば牡丹。歩く姿は百合の花」を地で行っているようなラーメンなのだ。
感心この上ないのだ。

ズズズッ うん!
やはり、うまい・・・ う、、 まい?
う・・・まいのか?
いや確かにうまいは、うまいのだが、、
気のせいか、年のせいか、魔物に取りつかれたのかは分からんが、何故だか味が落ちてる気がする。
そう。以前ほどの感動ができたての氷のように薄いのだ。
本日の小反省会
あれ?こんな味だっけ?と思いながら完食。
確かに以前はカンドー的な美味しさだったのだが、一体どういうことなんだろう?
Oh!God! 教えてくれーーーー!
当然ながら後輩にも
「な!美味いラーメンだろ?」とドヤ顔を決め込む予定がグァラグァラと音を立てて崩れていく音を脳内で聞いていたのだ。
投稿者プロフィール

- 大富豪になっても結局食と旅
-
吾輩は牛である。 名はモウモウである。 なんでも自由ヶ丘というハイカラな街のきらびやかなショーウィンドーの中でもうもう泣いていたことだけはとんと記憶している。
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