🌊 都会にひっそりと潜むオシャレCafe|TYHarborで心をほぐす休日の午後

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ネットの海を泳いでいたある日、主人が「このカフェ、いつか行ってみたいなぁ」と呟いた。画面には、運河沿いに佇むお洒落な建物。名前は「T.Y.HARBOR」。ベイフロントに浮かぶようなその姿は、まるで都会の蜃気楼。主人の妄想は止まらない。「誰と行こうかな…」などと、勝手に脳内シミュレーションを始めている。だが、現実はそう甘くない。結局連れて行かれたのは吾輩である。練習台か? いや、ウィンウィンだからよしとしよう。

🚶 苦行の始まりは品川駅から

りんかい線は高い。主人はそれを理由に、品川駅から天王洲アイルまで徒歩で向かうことを決意する。毎度のことながら、この辺りが主人には苦行である。汗をかきながら、20数分の道のりを歩く。途中、運河が見えてくるとテンションが上がる。水辺の景色は、都会の喧騒を忘れさせる魔法のようだ。

oh!見えてきたぞ

そして、ついに見えてきた「T.Y.HARBOR」。倉庫をリノベーションした建物は、重厚感と開放感を兼ね備えている。主人はランチタイムの14時に滑り込めるかどうか悩んでいたが、

入口

結局アイスコーヒー¥650のオーダーに落ち着いた。朝から何も食べていないというのに、飲み物だけで済ませるとは…節約か、美学か。

🏛️ カフェの構造はまるで都市計画

店内は複雑だ。最初のブースは「breadworks」というベーカリー兼軽食スペース。焼きたてのパンが並び、イートインも可能。隣の建物はテラス付きのレストラン風で、ランチやディナーにぴったりの空間。そしてさらに奥には「リバーラウンジ」なる、運河に浮かんだような建物がある。これはもう、カフェというより都市計画だ。

吾輩たちは、運河が見える室内のテラス席に着いた。窓にはビニールシートがかかっていて、冷房が効いている。冬には寒くなさそうであるな。だが、この建物は15時で一旦閉まるらしい。時間との戦いもまた、都会のルールなのだ。

ビニールシートがあるので暑くなく寒くもなさそうだ

☕ 主人のうんちくと妄想は止まらない

アイスコーヒーを飲みながら、主人のうんちくが始まる。「このカフェは1997年にオープンして、クラフトビールの醸造所を併設してるんだよ。アメリカン料理が中心で、テラス席はペットもOKなんだって」などと、語り続ける。吾輩はその横で、氷の溶ける音を聞いていた。

そしてまたもや妄想が始まる。「今度は誰かと来ようかな…夜の雰囲気も良さそうだし」などと、しゅみれーしょんを展開している。主人の脳内では、すでに夜景とワインと会話が繰り広げられているようだ。吾輩は、黙ってその妄想を見守る。

🏙️ 天王洲アイルの歴史と変貌

さて、ここで少し天王洲アイルの歴史を語ろう。江戸時代末期、この地は第四台場として築造される予定だったが、資金不足で未完成に終わった。その後、造船所や倉庫街として機能し、1980年代には再開発が始まる。1992年には東京モノレールの天王洲アイル駅が開業し、オフィス街としての顔を持つようになった。

そして2010年代以降、寺田倉庫を中心にアートと文化の発信地として生まれ変わる。建築倉庫ミュージアムやPIGMENT TOKYO、TERRADA ART COMPLEXなどが立ち並び、街全体が美術館のような雰囲気を醸し出している。

🎨 見どころとグルメどころ

天王洲アイルの見どころは多い。運河沿いのボードウォークは、夕暮れ時に歩くとロマンチックな気分になる。建築倉庫ミュージアムでは、精巧な建築模型が展示されており、アート好きにはたまらないスポットだ。PIGMENT TOKYOでは、4000色以上の顔料が並び、色彩の世界に浸ることができる。

グルメどころも充実している。「T.Y.HARBOR」ではクラフトビールとアメリカン料理が楽しめる

🌇 夕暮れから夜へ、そして帰路へ

店を出ると、近くでジブリ展が開催されていた。主人は少しだけ覗いてみたが、暑さに耐えきれず、ボードウォークの散策も早々に切り上げた。橋を渡り、再び品川駅を目指す。途中、ウォーターフロントらしい景観が広がり、都会の中にある自然の美しさを感じる。

夕暮れから夜にかけて、さらに雰囲気が増すことは容易に想像できる。涼しくなった10月頃に、夜の天王洲アイルを訪れてみたい。ライトアップされた運河、静かな水面、そしてカフェの灯り。それはきっと、主人の妄想を超える現実になるだろう。

🧀 最後はチーズトーストで締めくくり

結局、朝から何も食べていない主人は、昼にアイスコーヒーを飲んだだけだった。帰りに新宿のドトールに寄り、大好きなチーズトーストを食べて帰路についた。吾輩はその姿を見ながら、「主人のCafe好きのお陰で、吾輩も詳しくなってきたな」と思った。

ウォーターフロントの日暮れは近い

投稿者プロフィール

モウモウ
モウモウ大富豪になっても結局食と旅
吾輩は牛である。 名はモウモウである。 なんでも自由ヶ丘というハイカラな街のきらびやかなショーウィンドーの中でもうもう泣いていたことだけはとんと記憶している。

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