築地グルメ】予約なしで入れる?「築地本願寺カフェ」の18品朝食を体験!

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かねてから、一度は訪れてみたいと思っていた築地市場。そして、そこに隣接する異様な西洋風建築の寺院、築地本願寺。その二つの場所を一度に見てみたいと、吾輩はご主人と共に築地へと向かった。ご主人の話によると、その築地本願寺に、どうやら面白いグルメがあるらしい。

改修中であった

ご主人が「築地本願寺カフェ Tsumugi」という店の名前を告げ、吾輩に熱心に語り始めた。「この店の名物はな、**『18品の朝ごはん』**なんだ。阿弥陀様が私たちを救済するために、仏に成るまでの間に立てた18の誓願があるそうだ。それにちなんで、18種類のおかずが付くんだと。これを食べずして、築地本願寺は語れないだろう!」

吾輩はご主人の言葉に興味を抱き、その朝食を目指して店へ向かった。予約なしで果たして食べられるのだろうかという一抹の不安を抱えながら、店に到着したのは午前9時過ぎ。案の定、店の前には5組ほどの順番待ちができていた。しかし、これならばなんとかありつけそうだ。

店の前には、残念ながら「築地本願寺は改修工事中」の看板が掲げられていた。しかし、吾輩は、この18品の朝ごはんを食べるという使命感に燃え、静かに列に並んだ。

待つことしばし、吾輩たちは店内へと案内された。店内は、外の喧騒とは打って変わって、静かで落ち着いた雰囲気だ。ご主人は、窓の外に見える築地本願寺を眺めながら、吾輩に語りかける。「この築地本願寺はな、元々江戸時代に京都の本願寺の別院として浅草に創建されたんだ。しかし、明暦の大火で焼失し、その後、現在の場所に再建された。関東大震災でも焼失したが、建築家の伊東忠太氏が古代インド様式を取り入れた、今のようなユニークな姿に再建したんだ」

ご主人の言葉を聞いていると、18品の朝ごはんが運ばれてきた。吾輩は、心の中で叫んだ。

着丼ドーンだ!!

目の前に現れたのは、まるで宝石箱のような、美しい朝食だった。阿弥陀様の18の誓願を反映させたという、18品のおかず。吾輩は、その一つ一つを、静かに、そして丁寧に味わうことにした。

  • 南高梅梅干:和歌山県産「南高梅」の梅干し。大粒で果肉が柔らかく、程よい酸味と塩気のあるお粥によく合う。
  • 築地江戸一の黒豆:築地老舗『江戸一』の甘く煮た黒豆。ふっくらとした食感とほのかな甘さが特徴。
  • 湯葉いくら:繊細な湯葉(豆乳の膜)にプチっと弾けるいくらを載せた贅沢な小鉢。 海の旨味と豆のコクのハーモニーが絶品。
  • 築地江戸一の甘口昆布佃煮:甘辛く炊いた昆布の佃煮。老舗の味でご飯やお粥の名脇役なのだ。
  • 季節のフルーツ:日によって変わるが、オレンジやグレープフルーツなど新鮮な果物で、爽やかな酸味が朝に最適。
  • 抹茶ゼリー:溶かした抹茶風味のゼリー。朝食の締めくくりや箸休めに。
  • つきぢ松露の卵焼き:築地有名玉子焼店『松露』の憧れある厚焼き玉子。ふわふわの食感と上品な味付けが魅力。
  • 揚げ茄子大豆そぼろ:旬の茄子の揚げびたしに大豆ミートそぼろ。しっかりとした味付けと食べ応え。
  • 里芋田楽:ほくほくの里芋に甘味噌を添えた優しい一品。
  • 豆腐の柚子あん:なめらかな豆腐に柚子香る餡がかけられている。
  • 季節の副菜:内容は日や季節によって変わります。旬素材の和え物・煮物など、多彩な味わいを楽しめる。
  • 海苔明太:有明海苔に明太子を和えた小鉢。 ピリッとした旨味でご飯・お粥のベストパートナー。
  • タコの塩麹和え:弾力あるタコを塩麹でまろやかに仕上げたおつまみ。
  • 合鴨の山椒焼き:脂のった合鴨に実山椒を加えて香り高く。和朝食の中でアクセントになる一品。
  • 築地紀文のお魚とうふおぼろ揚:老舗『紀文』の魚介と豆腐を合わせた揚げかまぼこ。 ふっくらジューシーで旨みが凝縮。
  • 築地吉岡屋のべたら漬け:築地『吉岡屋』の甘酢漬け大根。シャキッとした歯ごたえと爽やかな甘味が箸休めに嬉しい。
  • 白粥無味に近い白粥。日本茶とともに、どの惣菜にも合う優しい味。おかわり自由(時間によって有料の場合)。
  • 味噌汁:出汁が香る優しいみそ汁。小鉢の多彩なおかずとも調和

そして、この朝食には日本茶が付いてくる。吾輩は、食前に一口飲んでみた。冷たいお茶が、吾輩の喉を通り過ぎていく。このお茶が、驚くほど美味しいのだ。吾輩は、このお茶の清涼感と、18品のおかずの温かさとのコントラストを楽しんだ。

普通の食堂のようなカフェなのに、窓の外に広がる本願寺の景色が、この空間を霊験あらたかなものに変えている。吾輩は、食事をしながら、この築地本願寺の歴史と、このカフェのユニークなコンセプトについて、静かに考察を深めた。

食事を終え、吾輩たちは築地本願寺の中へ入った。本堂に座り、お線香の香りが漂う中で、静かに瞑想していた。しばらくすると、お坊さんがやってきて、お経を読み始めた。吾輩は、そのお経を静かに聞きながら、心の中の煩悩を一つずつ手放していくような、不思議な感覚を覚えていた。

本堂に1時間半ほど滞在し、外に出た。外気は、おそらく30度近くあるだろう。吾輩は、暑さにばてそうになりながらも、せっかく来たのだからと、築地市場を練り歩いた。活気あふれる市場の様子や、威勢の良い掛け声、美味しそうな海産物の匂いが、吾輩の五感を刺激する。

この日は、築地市場と築地本願寺、そしてそこで食べた18品の朝ごはんが、吾輩の心に深く刻まれた一日となった。

その後ついでに築地市場を見て練り歩いた。いろんなお店が出ていて楽しいし、何より活気がある。まだまだ日本の経済も捨てたもんじゃないなと改めて実感できる場所ではないだろうか。

その後もう一つのお目当ての店があったので、行ってみた。それがマグロ焼きのさのきやだ。

ここではタイヤキならぬ、マグロヤキが楽しめる。吾輩はカスタードクリームを注文した。ただあまりにも熱く、そして異常気象の暑さのせいで、すぐには食べられなかったが、うまかった。

投稿者プロフィール

モウモウ
モウモウ大富豪になっても結局食と旅
吾輩は牛である。 名はモウモウである。 なんでも自由ヶ丘というハイカラな街のきらびやかなショーウィンドーの中でもうもう泣いていたことだけはとんと記憶している。

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