牛が蕎麦を論ずる日 ~神田まつやにて思うこと~

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吾輩は牛である。本日は人間どもが騒ぎ立てる、あの神田まつやなる蕎麦屋に足を運んでみることにした。

目次

老舗という名の呪縛

明治17年創業し、小高家に継承されて今年で129年を迎える、東京・神田の老舗蕎麦処だそうだ。人間というのは奇怪な生き物で、古いというだけで有り難がる習性がある。まるで古い牛小屋ほど価値があると言わんばかりに。食べログ そば EAST 百名店 2024 選出店とやらにも選ばれているらしい。百名店とは何とも人間的な発想である。

ということで、まとめてみた。

  • 🏪  明治17年(1884年)創業 – 141年の歴史を持つ江戸前蕎麦の老舗 • 小高家4代継承 – 関東大震災後から小高家が経営を継承し現在まで続く • 築90年の風情ある建物 – 黒瓦の2階建て和風建築で下町情緒たっぷり
  • 🍜  茨城県常陸秋そば使用 – 厳選されたそば粉を使用した手打ち蕎麦 • 出汁の使い分け – 冷蕎麦には本節と宗田節、温蕎麦にはさば節を使用 • 江戸前の伝統製法 – 「魚藍坂の藪」などの老舗から学んだ技術を継承
  • 📚  文豪が愛した店 – 池波正太郎が晩年ひいきにしていた蕎麦屋として有名 • 著作への登場 – 池波の小説作品にも登場する実在の名店 • 忘れ形見の挿絵 – お土産用蕎麦の箱に池波直筆の挿絵が残されている
  • 🏆  食べログそばEAST百名店2024選出 – 東日本を代表する蕎麦店として認定 • ミシュランビブグルマン掲載歴 – 国際的なグルメガイドでも評価
  • 🚇  丸ノ内線淡路町駅A3出口から徒歩1分 – 都心の好立地 • 複数路線利用可能 – JR神田駅、都営新宿線小川町駅からもアクセス良好
    📋  予約不可 – 来店順での案内(行列必至の人気店) • 相席が基本 – 昔ながらの大広間スタイル • 日・月曜定休 – 火~土の週5日営業
  • 🍽  約30種類の蕎麦メニュー – もりそばから季節限定まで幅広い選択肢 • 蕎麦前文化 – 日本酒と一品料理で蕎麦前を楽しめる • 名物じゃこ天 – 亭主おすすめの人気サイドメニュー
  • 神田まつやは単なる蕎麦店を超えた「江戸の食文化を体験できる場所」として、多くの蕎麦愛好家に愛され続けているらしいのだ

間口の狭さと内部の喧騒

夕刻19時近く、吾輩は神田の街をのそりと歩いていた。まつやの店構えは実に狭い。

静かな佇まいだ

これでは人間も疎らであろうと高を括っていたのだが、扉を開いた瞬間、目に飛び込んできたのは酒気帯びた人間どもの大合唱である。ビールだの日本酒だのを片手に、まるで秋祭りの神輿担ぎのような騒ぎようではないか。

これぞ人間の群集心理の妙である。狭い空間に押し込められた人間は、なぜか結束を深める。牛舎と同じ原理であろう。しかし牛舎の牛たちがモーモー鳴くのは食事の催促であって、酔っ払いの戯言ではない。

冷たき山掛けそばの運命

吾輩は冷たい山掛けそば1400円也を注文した。人間の店員は牛である吾輩を見ても動じることなく注文を受けてくれた。さすが老舗の貫禄である。

そしてついに来た。『着丼ドーンだ!!』

純和風がなんともいい

しかし、この皿を見て吾輩は首をかしげざるを得なかった。何という量の少なさであろうか。これなら10分もかからずに平らげてしまいそうだ。牛である吾輩にとって、これは前菜にも満たない。人間は小食なのか、それとも老舗という看板で腹を満たすつもりなのか。

蕎麦への考察

一口ズズ。うーむ、別に不味いわけではない。しかし、これといって感動的な美味しさでもない。どこにでもありそうな、極めて普通の蕎麦である。

信州の蕎麦のような歯ごたえがあるわけでもなく、出雲の蕎麦のような甘さがあるわけでもない。蕎麦出汁すら付いていない。山掛けゆえに評価が困難だが、これが129年の歴史の味なのであろうか。

山掛けは確かに美味い。しかし、これは蕎麦の功績ではなく、山芋の功績である。山芋に免じて許そうかと思ったその時、吾輩の脳裏に電撃が走った。

いや、待てよ。これで1400円とは。コスパが悪すぎはしないか?

帰り道、神田駅近くで富士そばを発見した。コロッケ蕎麦が590円。半分の値段でたっぷりの量が食べられるではないか。むしろこちらの方がコスパは良かったのではないか。

牛なりの結論

しかし、だからといって蕎麦が不味いわけではない。ただ、1400円の価値があるかと問われれば、吾輩は首を横に振らざるを得ない。

人間よ、時にはブランドという色眼鏡を外し、素直に舌と財布に問いかけてみてはいかがだろうか。吾輩のような牛でも分かる、シンプルな真理がそこにはあるのだから。

投稿者プロフィール

モウモウ
モウモウ大富豪になっても結局食と旅
吾輩は牛である。 名はモウモウである。 なんでも自由ヶ丘というハイカラな街のきらびやかなショーウィンドーの中でもうもう泣いていたことだけはとんと記憶している。

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