秋も深くなってきたころに吾輩はうまいカレーうどんを求めるべく新宿の街を一人
歩いていた。
目指すはカレーうどんのバリエーションが豊富な「千吉」
寒い夜だからカレーうどんがうまいに違いない。trfだってきっとそんな歌を
歌うような気がする
早速いってみよう
寒い夜にはカレーうどんだね
新宿駅南口を降りて坂を下って、丁度代々木から歩いてくるとぶつかるであろう小道を
曲がったところに店はある
つけ麺で有名な【風雲児】や麻婆豆腐で有名な【陳華私菜】が近くにあるから比較的わかりやすい
ところにある
風雲児は食べログでも全国指折りのラーメン店なので参照頂きたい
外にはおおきなカレーうどんのイラストが描かれているから、もはや迷いようもない
入口である程度は物色可能である
中はガラガラだ。意外にも外国人の割合が高い。
店内へ
一人できている西洋人は紙エプロンを
して、いただきます。と手を合わせて食べていた。我々日本人も見習いたいところだ。
着丼ドーンだ!とか言って写真を撮っておもむろに食べ始める日本人がいないことを
願うばかりだ(えっ!??)
オーダーしたのは普通の千吉カレーうどん¥890だが、ここのうまさの秘訣を探ると
- 香りで感じる「スパイス感」
- 耳で感じる「調理の奏でる音色」
- 目に映る「黄色いソースと葱の緑のコントラスト」
- 手で感じる「丼の温もり」
- 舌で感じる「口一杯に広がる香辛料」
だそうだ。
これは後々1つづつ検証していきたいな。
お店の全体的な佇まいは、ズバリ「和」だろう。椅子もテーブルもウッディ感がある。
サーブに結構時間がかかっている気がするが、おいしいものはサーブも時間がかかるものだ
少なくとも作り置きではないことが伺える。
カレーうどんの正しい食べ方千吉風
ここでは礼儀作法が掲げられている
なるほど。郷に入っては郷に従えの精神で吾輩もやってみようではないか
暫し待つことお待ちかねのカレーうどんがきた
うまそうなカレーうどんが来た
着丼ドーンだ!!(えっ!?)
もはや外国人に日本の精神性文化を再認識させられたことなど忘れてアドレナリン高騰中だ
なんともエクセレントな外観だ
濃厚なカレースープ
早速スープをズズズと
うむ、、ミルクが入ったとてもクリーミーでボリューミーなスープにうちひしがれる。
これはうまいぞ。香りをよい。スパイス感は合格だが、耳で感じる部分は残念ながら
感じ取れなかった。
うどんの腰が半端なく強い、いや強すぎるんじゃないか?
麺は平打ち麺で腰が強い。いや正直強すぎないか?まぁこのくらいでも丁度良いと個人的に
感じるのでフィールソーグーだ
具材とのバランスでも目に映る食事もクリアだ
もちろん丼の温もりもOK
香辛料も程よい感じで全体の調和を崩すことなく各選手がそれぞれの個性を際立たせている
そんな小宇宙のようだ。島崎藤村だったら「丼の世界観」という小説を書いているに違いない
ちなみに丼を小宇宙という表現は美味しんぼのブラックさんの回での吾輩のお気に入りの表現だ
仕上げにカレー雑炊で締めるのが千吉流だ
そしてスープもやや少なってきた頃合いを見計らって、ご飯をドーンだ!
吾輩はあまり雑炊が好きではないのだが、これは非常に美味しかったと言わざるを得ないでしょう
郷に入っては郷に従えの精神は正しかったことがここで証明されたのだった
本日の反省会
ちょっと検証してみよう
- 香りで感じる「スパイス感」達成(かなりカレースパイスがある)
- 耳で感じる「調理の奏でる音色」未達成
- 目に映る「黄色いソースと葱の緑のコントラスト」達成(見た目も和を以て貴しとなすの精神)
- 手で感じる「丼の温もり」達成(オフコース)
- 舌で感じる「口一杯に広がる香辛料」達成(人によってはかなり辛く感じるかもしれない)
全体的にはとてもおいしく、また和の精神を肌で感じられる日となった。何故外国人が多いのかも理解ができるであろう。
お、カレーが食べたくなってきたというよりは美味しんぼが読みたくなってきたな。
吾輩は書斎へ向かうのだった
ポイント3箇条
- 寒い夜にはドンピシャのメニュー
- 和の精神を学べる
- スープはミルキーで濃厚、麺は腰がパネー強い、最後は雑炊で美味しさの三段跳び
お店の情報
カレーうどん 千吉 新宿甲州街道店 |
---|
住所:東京都渋谷区代々木2-13-6 YU-WAビル 1F |
⇒都営地下鉄新宿線・大江戸線【新宿駅】徒歩1分 京王新線【新宿駅】徒歩1分 JR各線【新宿駅】南口/新南口 徒歩6分 南新宿駅から461m |
TEL :03-5358-7054 |
営業時間:11:00 – 23:00 |
定休日:? |
予約:可 |
喫煙情報:分煙 |
支払い:〇電子マネー、〇カード、〇QRコード |
SNS:https://senkichi.co.jp/ |
投稿者プロフィール
-
吾輩は牛である。 名はモウモウである。 なんでも自由ヶ丘というハイカラな街のきらびやかなショーウィンドーの中でもうもう泣いていたことだけはとんと記憶している。
もっと詳細が知りたいもの好きなあなたはプロフィール欄の記事を読んで欲しい