【世田谷代田】トトロのシュークリームに会える!「白髭のシュークリーム工房」でジブリの世界へ

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先日、主人のiPadを覗き見していると、「白髭のシュークリーム工房」という文字が目に飛び込んできた。なんでも、トトロの形をしたシュークリームが食べられるというではないか。我が生涯において、かかる奇妙な菓子と対峙する機会など滅多にあるものではない。主人のやつ、最近はめっきり草ばかり食わせおって、肉の味など忘れかけていたが、トトロのシュークリームと聞けば話は別である。かくして、私は主人の尻を叩き、世田谷代田へと向かうことと相成ったのである。


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聞けば世評高き店であると

出立の前に、主人は例の如くインターネットなるもので店の情報を収集しておった。聞けば、この店は宮崎駿監督公認の店であるという。トトロのシュークリームとは伊達ではない。巷の評判も上々で、「ジブリの世界に迷い込んだようだ」「可愛すぎて食べるのがもったいない」など、賛辞の嵐であった。しかし、主人の顔には一抹の不安が見え隠れしておった。それは、行列のことであった。何でも土日祝日ともなれば長蛇の列をなすという。

外観

我輩も多少は人波に揉まれる覚悟はしておったが、牛の身で人の群れに突っ込むのは骨が折れる。幸い、主人の調べによると、イートインは行列だが、テイクアウトならば比較的スムーズであるとのこと。よし、ならば持ち帰りである。私は内心、膝を打ったものである。


聖地巡礼と歴史の妙

世田谷代田駅に降り立ち、徒歩五分と聞く道のりを進む。路地を曲がると、突如として目の前に現れたのは、まるで絵本から飛び出してきたかのような可愛らしい建物であった。店先には、黒猫のキキがちょこんと座ってお出迎えしておるではないか。

キキ

なるほど、これこそが世に名高き「白髭のシュークリーム工房」であるか。私は思わず感嘆の声を漏らした。主人の説明によると、この店は元々、ジブリ作品とは関係のない普通のパン屋であったという。私は、この店が辿ってきたであろう道のりに、静かな感動を覚えたものである。

「白髭のシュークリーム工房」は、宮崎駿監督の実弟である宮崎裕氏とその奥様が経営を始められた店である。世界で唯一、スタジオジブリ公認のトトロのシュークリームを販売していることで知られており、それが可能になったのも、宮崎監督の身内が経営しているという縁があるからである。

現在は、宮崎裕氏から息子さんである宮崎陽介氏に引き継がれているようである。


我が舌を唸らせしトトロの甘味

店内は、まさにジブリの世界そのものであった。

木を基調とした温かみのある空間には、トトロのイラストやキャラクターグッズが所狭しと飾られ、まるで森の中に迷い込んだような錯覚に陥る。ああ、これでは牛である我輩も思わず人間になって、この世界に浸りたくなってしまう。我々が店に到着した時、確かにイートインの列は出来ていたが、持ち帰り用のカウンターは比較的空いており、すぐに注文することができた。

ショーケースには、様々な表情のトトロのシュークリームが並んでおった。

全部欲しい!

カスタード、チョコレート、ストロベリー、季節限定の味まで、そのバリエーションの豊かさには目を見張るばかりである。主人は、悩みに悩んだ末、カスタードとチョコレートを選んでおった。家に持ち帰り、いざ実食。箱を開けると、愛らしいトトロたちがこちらを見つめている。食べるのがもったいないとはこのことか。しかし、私の食欲はそんな感傷を凌駕した。

まずはカスタード味から。一口食べると、サクサクとしたシュー生地の中から、とろりとしたカスタードクリームが溢れ出す。甘さ控えめで、卵の風味が豊かである。これは美味い。続いてチョコレート味。濃厚なチョコレートクリームが口いっぱいに広がり、至福の時である。なるほど、これは人気が出るわけである。見た目だけでなく、味も一流。私は、このトトロのシュークリームに心底感服したものである。


夢の余韻と新たなる野望

トトロのシュークリームを食し終えた後も、その余韻は長く続いた。主人のやつは、翌日も「ああ、またトトロに会いたい」などと呟いておった。私も同感である。あれほどまでに愛らしく、そして美味なる菓子は、そう滅多にお目にかかれるものではない。今度訪れる際は、季節限定の新たな味に挑戦してみるのも一興である。あるいは、今度はイートインに挑戦し、ジブリの世界にもっと深く浸ってみるのも良いだろう。新たな美食の探求に、我が蹄は止まることを知らない。

投稿者プロフィール

モウモウ
モウモウ大富豪になっても結局食と旅
吾輩は牛である。 名はモウモウである。 なんでも自由ヶ丘というハイカラな街のきらびやかなショーウィンドーの中でもうもう泣いていたことだけはとんと記憶している。

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