吾輩はラーメン屋である。名前はまだない|【無銘】というラーメン屋ってどうなの?

  • URLをコピーしました!

ここ東京に名前の無いラーメン店があるらしい。
題名のない音楽会なら聞いたことあるが、飲食店とはこの蟻塚のような資本主義社会
の急勾配を登るべく利益至上主義に徹していかないと生きながらえない世界なのではないのか?

この宮沢賢治が詩集の題名にしそうなラーメン屋が一体どのようなものなのか探っていこう

目次

何故店名がないのか?


2013年創業当時から名前がついていない店です。
「この店を長く続けさせていただけることが出来ましたら、
その時に初めて、店名(銘)を付けさせていただこうと思っております」
らしいのだ。
その実態を探るべく今回はマロン君と共に調査班は潜入した

マロン君

久しぶりのラーメンです だけど財布には¥1000しかないんです。足りるかな?

神田駅からおおよそ線路沿いに歩いて10分ちょいちょいだ。
店構えは小さく初見ではおそらくはわからんだろう

いざ入店


紫の暖簾をくぐると店舗だが
席はカウンターのみの6席しかない。
時刻は18:40
先客は1名だけだ。


メニューの基本ラインナップは醤油か塩ってかんじだ

マシン
シンプルな券売機
モウモウ

マロン君、メニューは塩一択だよ

マロン君

塩?醤油じゃダメなんですか?

モウモウ

うむ、どうやらレビューみると軒並み塩が高評価らしいのだ。醤油¥900、塩¥950で¥50しか変わらないなら塩にしようか

マロン君

了解です。塩一択ですね


ちなみに並盛(160g)・大盛(240g)がともに同一料金

なんだかラーメン屋というより小さな小料理屋っぽい。
しかも店主は元イタリアン料理出身というからやや期待感も高い。

卓上にはガーリックが置いてある。あえてにんにくといわないのはイタリアン店主をなぞってだ。このガーリックを最後に入れて味変を楽しもうって寸法だな。。郷に入っては郷に従えの精神は大事だ。

最近元イタリアンのラーメン屋に縁があるが、この辺りは関連記事を見てもらいたい

名前の無いラーメンの登場

ほどなくして着丼ドーンだ。

ラーメン
え?サラダ??

うむ、すごいぞこれは!トッピングはレタス・ベビーリーフ・紫キャベツ・フライドオニオン・トマトネギ
これはもう野菜じゃなくサラダじゃないか。さすが元イタリアン

具
わさっと乗っかっている

スープ=バター

スープは。。と。
oh!!! これはスープと言う名のバターじゃないのか?
ものすごいバター感でいっぱいだ。これはラーメンなのか、前菜で出るスープに見立てた
ラーメンスープの洋食じゃないのか?言っていることがよくわからなくなるが今まで体験したことのない
スープには間違いないだろう。

この濃厚イタリアン風味はトリュフオイルがかかっているからだろう

スープ
ほとんどバター??
マロン君

す、すごいスープですね

モウモウ

なんじゃこりゃ~(ジーパン風に)

もしこれをバターと言わないのであれば、ポタージュか?いや前菜のスープと言うべきなのか?とにかく未だかつて飲んだことのないラーメンスープだ。未知との遭遇だ。イノセントワールドだ

麺=パスタ?

麺は太目のストレート160km麺だ。粘り気もほどよくあってか、このスープとサラダに合う。

麺
ストレート160km


もはやレストランの前菜のスープ、サラダ。そしてメインの麺みたいな感じか?
更に真ん中にあるをドシャっとスープに混ぜると味変するシステムになる。

野菜=サラダ

そして前述した通り野菜ではなくサラダだ。作法から言うとメインのパスタの前に前菜のサラダを食すべきだったな

サラダ
もうサラダやん、これ

このサラダも実にシャキシャキしてておいしい。もっと言えばトリュフオイルにまみれていてナチュラルな味付けまでも楽しめる

チャーシュー=サイドオーダー

お肉(チャーシュー)もバター風味漂う気品がある

肉
サイドオーダー的な

もうこれはラーメンと言う名を語ったイタリアン小宇宙である。いや、スマン最近小宇宙というフレーズが好きでよく使っているだけだ

前にも言ったが美味しんぼからの流用である

蓮華にすくって麺とスープそしてサラダを食す。
作戦通りに最後の仕上げにガーリックをドサッと投入
なーに、臭いなんか構うもんか!明日は土曜なのだ。豪快に楽しもうじゃないか。

接客=おもてなし精神

ほどなくしてマロン君も吾輩も完食してしまった。
なーにカロリーなんか気にしないさ。明日は土曜なのだ。
・・いや土曜でも水曜でもカロリーは下腹部にしっかり反映してしまうか・・
帰る段になるとシェフは扉を開けてお見送りしてくれた。
どこまでもイタリアンに徹している気構えは素晴らしい。
吾輩は心を込めて
「ごちそうさま! またきます」と言うと
「あ、ありがとうございます。お待ちしています」

今日の反省会

マロン君

すごかったですね~

モウモウ

くせになりそうだな。これはリピ確定だろう。最初に天下一品を食べた時のことを思い出したのだ



一体この摩訶不思議なラーメンの店名が無いなんてことがあってよいのか?
店主、いやシェフは謙虚すぎるぞ。これは、もっと世に広めてもよかろう的な
ラーメンのレボリューションだと思う。


社交辞令じゃなく、癖になるおいしさとくどさ(誉め言葉)を持ち合わせている
レストラン的ラーメンはここでしか味わえない唯一無二、唯我独尊であると思う。

モウモウ

いやーこの間、店名がないラーメン屋に行ってだな。それがもうラーメンの常識超えたね。ありゃイタリアンさ!

などと月曜に会社に言って、話題提供すれば、もうその日のヒーローインタビューのお立ち台なのだ

ワハハハハハ!

ポイント3箇条

  • 店名がないからわかりにくい
  • ラーメンというよりもはやイタリアン創作料理で未だかつて未体験ゾーン
  • 接客=おもてなし。話題作りにももってこい

お店の情報

無銘(店名は無い)
住所:東京都千代田区神田東松下町49-8
⇒都営新宿線「岩本町」駅(A1出口)から徒歩3分
JR「神田」駅(北口)から徒歩4分
岩本町駅から255m
TEL:03-3255-8595
営業時間:月・火・水・木・金・土 11:00 – 21:00
定休日:日曜日
予約:不可
喫煙情報:全席禁煙
支払い:現金のみ
SNS:当然無い

にほんブログ村:押してもらえると嬉しいです

東京食べ歩き:読んだ印に押してもらえると拡散します

旅行ブログ:読んだ印に押してもらえると拡散します

カフェ:押してもらえると記事が拡散されるので嬉しいな

吾輩を押してもらうと喜びます

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

友達にもシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次