吾輩は牛である。名前はモウモウだ。
吾輩は稀代のグルメを自認しておるのだが、今回は”神?”と思えるようなうまいラーメン店を見つけたことをダラダラと書き連ねていこうと思うので、最後まで読んで欲しい所存である。

狙いは塩ラーメンで有名な【琥珀】
ムショウにラーメンが食べたくなる時があるのだ。
皆さんはそんな時に食すラーメンとは一体何味を想像するのかが
いささか気にはなる点だが、今回は人生ほとんど初と言っても過言ではない
塩ラーメンに挑戦しようという趣なのである。
塩ラーメンである。あのビジュアルなのだ。なんだか食べた後に
物足りなさを覚えないものか一抹の不安が食べる前から脳裏をかすめて仕方ない。
何といっても吾輩は濃厚な豚骨ラーメンとか

このような変わったこてこてラーメンが好きだから

塩ラーメンのような、うっつつつつつつすいスープのラーメンなど、どうせ後で小腹がすいてセブンの揚げどりを買うはめになろうことは想像に難くないからだ。
しかも吾輩にとっては交通的にやや不便な場所にあることも付け加えておかねばならんだろう。
そう、場所は雑色。大田区だ。しかも駅からえっちらおっちら歩いても中々お店が見えてこないのだ。いっそのこと途中のモスバーガーでもいいかと悪魔の囁き声まで聞こえる始末だ。
この行列は一体どこまで・・・
そして当然待った。20分、いや30分。いや50分位は待ったか。結論から言うと1時間20分待った。
もう一度言おう
1時間20分だ
並び順も線路沿いなもんだからか線路にくっついたり、壁側にくっついたりと初見でいくと
少々困惑この上ないのだ。一応イラストが貼ってあるので、その通りに並ぶ訳だな。

現在は予約制となっていて行くハードルが高いのか低いのかわからんな
行った当初はとにかく大行列に並ぶ必要があったのだが、今では少しシステムが変更されて完全予約制となったようだ。リンクを貼っておくので、よく読んでキャンセルなどしないようにしましょうね
吾輩は一人で行ったもんだから何もやることがなく退屈である。人気店に行くときには随行者が必要であると学んだ日でもあった。
でもなぜ1時間以上も待っていられたのか?それは並んでいる時に店内からうっすらと漂うシジミのいい臭いが吾輩の足を動かせなくさせていたのではないかと今になって思うのだ。
と同時に「あぁきっと物足りなく帰りにsevenによって揚げ鶏でも買ってお腹を満たすのだろうか?」
などとやんごとなき、とりとめなきことを考えていると順番を呼ばれたようで入店する。
ようやく入店だ
店内は席にして6~7位のものだろうか?Lの字配列で激狭だ。なるほど、だからこんなに並んでいたのかとラーメンを食す前から胃の腑へ落ちた気分になる。
ふと隣を見やると、うーむ。。やはりスープが薄い。薄すぎて器の底の模様が透けて見えるのではないだろうかといらぬ杞憂をしてしまうほどだ。カウンター内はご主人。奥様。そしてお母さまでしょうか。なにやら役割分担が決まっているかのごとき手際で忙しそうだ。
そして1時間20分越しの着丼ドーンだ!

佛跳牆(ふぁっちゅーちょん)のスープではないかと思った
やはり薄い。。が、しかしながら。どういった訳だろう。この上なく芳醇な魚介系の香りは!どういう訳か美味しんぼでみた中国のフッチャーチュンとかいったスープなのではないだろうかと錯覚する。

蓮華を浸して飲む。。。

な、、、、なんだ?この今まで体感したことない澄んだ混じりけの無い純度高いスープは?
今まで味わったことのない衝撃のうまさのラーメンだった
一口飲んだだけで芳醇さと上品さを兼ね備えた天国で神様もうん、うんと頷きながらラーメンを食べている絵が容易に想像できるほどの究極の、いや至高のうまさだ(美味しんぼ対決?)
こ、これが塩ラーメンの実力というものなのか?吾輩は今まで何故このラーメンと出会わなかったのだろう。このラーメンに出会えていなかった自分を地団駄を踏んずけるほどに後悔したのは言うまでもない。
宍道湖産の大和シジミを使った、どこまでも透き通るグランブルー、いやグランYellowのスープは魅惑のエーゲ海を彷彿とさせ、鼻腔をヒクヒクさせるのはマストだ
そして麺も言うこと無し。このスープとマッチするためにそこにいたのか、おまえよ!といいたくなるほどスープとの相性がバッチリだ。そして写真からもおわかりだろうが、チャーシューのチャーシューたる所以をほしいままにしているこの肉感といったらどうだ。。

半分は普通のチャーシューで、もう半分は、、、何だったかな?鴨だったっけ?忘れたがとにかく両方共にうまい!
しかもこの器が深鉢タイプではなく平べったい感じなので、写真映りが素敵なのだ。
もしかしてインスタ映えするようにあえての所業なのだろうか?その辺りを御主人に聞くのを忘れる不覚をとってしまう。
3オペでまわしていて忙しそうだ
カウンター内は3人で回している家族経営っぽかった。ご主人がメインのラーメン。奥さんらしき人がオーダーをとったり配膳したりしていた。ご主人のお母さんらしき人がバーナーのようなものでチャーシューを担当している様子だった。
吾輩の隣人は食後に「お土産ラーメンってありますか?」と聞いていた、わかる!その気持ち。。それほど隣人もきっと衝撃をうけての行動だったに相違ない。
とにかく初見で行ってもすぐにお土産を購入して家でも食したくなるようなうまさなのだ
そして吾輩はこのうまさを伝えるべくマロン君に写メをLINEした

前代未聞のうまさのラーメン店でーーす!



な、な、なんと、こんなのうまいに決まっていますよ
ということでマロン君も早速翌日雑色に降りて行ってみたが、あえなく臨時休業。
そしてマロン君はエックスをフォローして入念に下調べをしてついに琥珀と対面して



蜆のスープはもちろん衝撃でしたが、麺もうまい、そしてチャーシューがこれまた泣かせました。とどめはインスタ映えするような平鉢で全体が写真写りよく撮れるなんて考えてますよね。。
と感激しきりだった。
もし池袋店が開店した暁には希代のグルメ通として吾輩は足を運ぶことをここに宣誓したのであった。
衝撃的なうまさだったぜ
オーマイガー!!
食べてよかったぜ!
投稿者プロフィール


- 大富豪になっても結局食と旅
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吾輩は牛である。 名はモウモウである。 なんでも自由ヶ丘というハイカラな街のきらびやかなショーウィンドーの中でもうもう泣いていたことだけはとんと記憶している。
もっと詳細が知りたいもの好きなあなたはプロフィール欄の記事を読んで欲しい